「海外のレストランで『I want this.』と注文したら、店員さんの対応が心なしか冷たかった気がする……」
「お会計や水のおかわりをお願いするとき、失礼にならずスマートに頼むにはどう言えばいいんだろう……」
海外のレストランやショップにおいて、客と店員(スタッフ)の関係は対等です。日本のように「お客様は神様」という感覚で、命令口調や一方的な言葉遣い(I want... や Give me...)をしてしまうと、「教養のない不躾な客」として扱われてしまうことがあります。
本記事では、店員さんにも敬意を払いながら心地よいサービスを引き出す「大人のレストラン英語」についてQ&A形式で詳しく解説します。
Q1. なぜレストランで「I want…」や「Give me…」を使ってはいけないのですか?
A. 「I want…」は子供のワガママのように響き、「Give me…」は横柄な命令口調に聞こえるからです。
日本の学校で習う「〜が欲しい(I want ~)」をそのまま注文で使うと、ネイティブの耳には「これを出せ!」「これが欲しいんだよ!」という幼く不躾な物言いに聞こえてしまいます。
店での注文・依頼表現のレベル比較
| 場面 | 学校・直訳英語 | ネイティブへの実際の響き | 大人のスマートな洗練表現 |
| 料理の注文 | I want the salmon. | 「サーモンが欲しい!」(幼く不躾) | I’d like the grilled salmon, please. Could I have the pasta, please? |
| 追加のお願い | Give me more water. | 「水をもっとくれ」(横柄な命令) | Could we get another glass of water, please? Would you mind bringing us some more bread? |
| お会計 | Check, please. | 「伝票頼む」(かなりカジュアル) | Could we have the check, please? When you have a moment, could we get the bill? |
大人のマナーとして、注文やリクエストは常に「〜をいただけますでしょうか(I'd like / Could I have)」という控えめで敬意のあるフレームワークを使うのが鉄則です。
Q2. 注文や追加のリクエストをするときの一番スマートな神フレーズは?
A. 定番の I’d like..., please や、相手に伺いを立てる Could I have...? を使います。
注文時にこの2つのフレーズを使いこなせるようになるだけで、あなたの英語は一気に「洗練された大人の表現」へと変わります。
1. 基本の注文(最も上品で無難)
- “I’d like the grilled salmon, please.”(グリルサーモンをお願いいたします)
- 💡
I’d like(=I would like)は、レストランで最も丁寧かつ自然な王道の注文フレーズです。
- 💡
2. より柔らかい注文・お願い
- “Could I have the pasta, please?”(パスタをいただけますでしょうか?)
- “Could we get another glass of water, please?”(お水をもう一杯いただけますでしょうか?)
- “Would you mind bringing us some more bread?”(お手数ですが、パンをもう少しお持ちいただくことは可能ですか?)
最後や途中に please を添えることも忘れないようにしましょう。
Q3. お会計(伝票)をお願いするとき、さらに好印象を与える前置き表現は?
A. 忙しい店員さんを気遣う When you have a moment...(お時間のある時に)を添えます。
学校で習う “Check, please.”(お会計お願いします)も間違いではありませんが、少しぶっきらぼうでカジュアルに響くことがあります。
ワンランク上の大人の対応をするなら、以下のように頼んでみましょう。
【好印象を与えるお会計フレーズ】
- “Could we have the check, please?”(※イギリス圏では check の代わりに bill)(お会計をいただけますでしょうか?)
- “When you have a moment, could we get the bill?”(お時間のある時で構いませんので、お会計をお願いできますか?)
When you have a moment(お手隙の際で構いませんので)という一言を添えるだけで、「混雑している店内や店員さんの都合を気遣える教養ある大人だ」という非常に良い印象を残すことができます。
+αのお約束:サービスを受けたら必ず心からの感謝を伝える
料理を運んでもらった時や追加の対応をしてもらった後は、単に無言で頷くのではなく、しっかり言葉で感謝を伝えるのが海外での最高のマナーです。
- “Thank you very much.”(本当にありがとうございます)
- “I really appreciate it.”(お気遣いに心から感謝いたします)
まとめ:注文は命令ではなく「柔らかい依頼と感謝」で
本章の本質を一言でまとめると、次のようになります。
「店での英語は命令的にならず、柔らかい依頼フレーズと店員への感謝で作られる」
I want...を捨て、I’d like..., pleaseやCould I have...?で注文する- お会計には
When you have a moment...の気遣いを添える - サービスを受けたら
I really appreciate it.と感謝を言葉にする
言葉遣いひとつで、お店のスタッフから受けるサービスの質や居心地の良さは劇的に変わります。お互いが気持ちよく過ごせる大人のフレーズを胸に、外食や買い物をスマートに楽しんでいきましょう!